公開:2024-8-23 更新:
Alchemy-UNNO
危険品の国際輸送には国連番号(UN番号、UNナンバー)が必要になります。
国連番号の付与は荷主の責任になりますが、荷主はSDS(Safety Data Sheet)を取り寄せて記載されている国連番号を参照することが通例となっています。
国連危険物の判定の基本的な流れ
以下の通り、(1)から(5)の順に確認していきす。
※基本的に、国連番号が付与されている単一の化学物質以外は、国連勧告試験を行って国連番号を判断してください。
(1)明確に定義された化学物質、または明確に定義された物品、に該当するか
例)UN1090:アセトン
例)UN2254:耐風マッチ
該当しない場合は(2)へ進む。
(2)明確に定義された化学物質化合物の分類、または明確に定義された物品のグループ、に該当するか
例)UN3101:有機過酸化物タイプB、液体
例)UN2623:着火材、固体、引火性の液体を含有するもの
該当しない場合は(3)へ進む。
(3)他に品名が明示されておらず、粗く定義された化学物質化合物の分類、または粗く定義された物品のグループ、に該当するか
例)UN1987:アルコール類、他に品名が明示されていないもの
例)UN3157:引火性液体を含有する固体、他に品名が明示されていないもの
該当しない場合は(4)へ進む。
(4)他に品名が明示されておらず、クラスまたは区分の基準、に該当するか
例)UN1325:その他の可燃性固体、有機物、他に品名が明示されていないもの
例)UN1993:その他の引火性液体、他に品名が明示されていないもの
該当しない場合は(5)へ進む。
(5)そもそも国連番号に該当するものであるか
化学的に不安定な物質は輸送禁止物質となり国連番号非該当となります。この場合、SDSには輸送禁止物質であるために国連番号が非該当であると明記したほうがよいでしょう。
引火性液体類は国連番号非該当となる条件があります。
その他、不明点は国土交通省へお問い合わせください。
※基本的に、国連番号が付与されている単一の化学物質以外は、国連勧告試験を行って国連番号を判断してください。
(1)明確に定義された化学物質、または明確に定義された物品、に該当するか
例)UN1090:アセトン
例)UN2254:耐風マッチ
該当しない場合は(2)へ進む。
(2)明確に定義された化学物質化合物の分類、または明確に定義された物品のグループ、に該当するか
例)UN3101:有機過酸化物タイプB、液体
例)UN2623:着火材、固体、引火性の液体を含有するもの
該当しない場合は(3)へ進む。
(3)他に品名が明示されておらず、粗く定義された化学物質化合物の分類、または粗く定義された物品のグループ、に該当するか
例)UN1987:アルコール類、他に品名が明示されていないもの
例)UN3157:引火性液体を含有する固体、他に品名が明示されていないもの
該当しない場合は(4)へ進む。
(4)他に品名が明示されておらず、クラスまたは区分の基準、に該当するか
例)UN1325:その他の可燃性固体、有機物、他に品名が明示されていないもの
例)UN1993:その他の引火性液体、他に品名が明示されていないもの
該当しない場合は(5)へ進む。
(5)そもそも国連番号に該当するものであるか
化学的に不安定な物質は輸送禁止物質となり国連番号非該当となります。この場合、SDSには輸送禁止物質であるために国連番号が非該当であると明記したほうがよいでしょう。
引火性液体類は国連番号非該当となる条件があります。
その他、不明点は国土交通省へお問い合わせください。
Loading
国連番号を指定して危険物の内容を表示します
正式輸送品名(Proper Shipping Name)から国連番号を検索します
(注)大文字と小文字を区別して検索します
クラスから国連番号を検索します
notice !
選択項目中の化合物分類(アミン類等)はお客様が選択しやすいように当サイト作成者が独自に分類したものであり、UNECEの分類とは無関係です。
選択項目中の化合物分類(アミン類等)はお客様が選択しやすいように当サイト作成者が独自に分類したものであり、UNECEの分類とは無関係です。
クラス1定義
(a)爆発性物質
その物質自体は爆発性を有しないが、ガス、蒸気又は粉塵の爆発性雰囲気を生成する物質はクラス1とはならない。ただし、輸送するには危険すぎるもの又は主たる危険性が他のクラスに該当するものを除く
(b)爆発性物品
ただし、輸送中の偶発的な点火又は点爆によりその装置外に噴射、火炎、煙、熱又は高音を発生するほどの量又は性質の爆発性物質を内蔵しない装置を除く
(c)上記(a)及び(b)以外の物質及び物品であって、実用的爆発物又は火工品効果を生じさせる目的で製造されるもの
(d)輸送禁止物質
爆発性物質であって極めて感度が鋭敏なもの又は自然反応により不安定になるもの
その物質自体は爆発性を有しないが、ガス、蒸気又は粉塵の爆発性雰囲気を生成する物質はクラス1とはならない。ただし、輸送するには危険すぎるもの又は主たる危険性が他のクラスに該当するものを除く
(b)爆発性物品
ただし、輸送中の偶発的な点火又は点爆によりその装置外に噴射、火炎、煙、熱又は高音を発生するほどの量又は性質の爆発性物質を内蔵しない装置を除く
(c)上記(a)及び(b)以外の物質及び物品であって、実用的爆発物又は火工品効果を生じさせる目的で製造されるもの
(d)輸送禁止物質
爆発性物質であって極めて感度が鋭敏なもの又は自然反応により不安定になるもの
クラス2定義
(a)ガス
50℃における蒸気圧が300kPaを超えるもの、又は20℃において標準気圧101.3kPaの下で完全なガス状のもの
(b)輸送禁止物質
化学的に不安定なガス
50℃における蒸気圧が300kPaを超えるもの、又は20℃において標準気圧101.3kPaの下で完全なガス状のもの
(b)輸送禁止物質
化学的に不安定なガス
クラス3定義
(a)引火性液体類
密閉式試験で60℃、開放式試験で65.6℃以下の温度で引火性蒸気を放出するもの。
ただし次のものは引火性液体類から除外される。
(1)燃焼継続性試験において燃焼を継続しない
(2)燃焼点が100℃を超える
(3)水の含有率が90質量%を超える水溶液
(b)液体鈍化性爆発物
爆発性物質の爆発性を制御するために均一に水又は他の液体物質中に溶解又は懸濁させたもの)。該当はUN1204、UN2059、UN3064、UN3343、UN3357、UN3379
(c)輸送禁止物質
化学的に不安定な物質
密閉式試験で60℃、開放式試験で65.6℃以下の温度で引火性蒸気を放出するもの。
ただし次のものは引火性液体類から除外される。
(1)燃焼継続性試験において燃焼を継続しない
(2)燃焼点が100℃を超える
(3)水の含有率が90質量%を超える水溶液
(b)液体鈍化性爆発物
爆発性物質の爆発性を制御するために均一に水又は他の液体物質中に溶解又は懸濁させたもの)。該当はUN1204、UN2059、UN3064、UN3343、UN3357、UN3379
(c)輸送禁止物質
化学的に不安定な物質
クラス4定義
(a)可燃性固体
輸送中に遭遇する条件の下で、用意に燃焼する又は摩擦により燃焼するもしくは燃焼を助長する恐れのある固体物質、強烈な熱分解を起こし易い自己反応性物質及び重合性物質、十分に希釈されない場合には爆発の恐れのある固体鈍性化爆発物
(b)自然発火性物質
通常の輸送中に遭遇する条件の下で、自然発熱を起こし易い又は水と接して発熱し、かつ、その結果火災を起こし易い物質
(c)水と接して引火性ガスを発生する物質
水との相互作用により、自然発火し易くなる又は危険な量の引火性ガスを発生する物質
輸送中に遭遇する条件の下で、用意に燃焼する又は摩擦により燃焼するもしくは燃焼を助長する恐れのある固体物質、強烈な熱分解を起こし易い自己反応性物質及び重合性物質、十分に希釈されない場合には爆発の恐れのある固体鈍性化爆発物
(b)自然発火性物質
通常の輸送中に遭遇する条件の下で、自然発熱を起こし易い又は水と接して発熱し、かつ、その結果火災を起こし易い物質
(c)水と接して引火性ガスを発生する物質
水との相互作用により、自然発火し易くなる又は危険な量の引火性ガスを発生する物質
クラス5定義
(a)酸化性物質
物質それ自体は必ずしも可燃性ではないが、一般的には酸素の発生により、他の物質を燃焼させ又は燃焼を助長する恐れのある物質
(b)有機過酸化物
過酸化結合を有する有機化合物
UNECE参考文献中の「2.5.3.2.4」のリストにない有機過酸化物はタイプA~Gに分類される。
タイプA:急速に爆轟・爆燃する。輸送禁止物質
タイプB:爆発性を有する物質。ただし輸送パッケージの状態では急速な爆轟・爆燃が発生しないが熱爆発を起こすもの
タイプC:爆発性を有する物質。ただし輸送パッケージの状態では急速な爆轟・爆燃および熱爆発が発生しない
タイプD:実験室での試験において、爆轟・爆燃は部分的か全くしないかのいずれかであり、密閉状態での加熱試験で激しい反応は起こさないか中程度の反応を起こすもの
タイプE:実験室での試験において、爆轟・爆燃は発生せず、密閉状態での加熱試験で軽度の反応が起きるか全く反応しないもの
タイプF:実験室での試験において、気泡空隙を有する状態で爆轟・爆燃が発生せず、密閉状態での加熱試験で軽度の反応が起きるか全く反応しないもの
タイプG:実験室での試験において、気泡空隙を有する状態で爆轟・爆燃が発生せず、密閉状態での加熱試験で全く反応しない。このとき60℃以上で不安定であるもの、または鈍性化のためにタイプA以外の希釈剤が用いられているもの。
物質それ自体は必ずしも可燃性ではないが、一般的には酸素の発生により、他の物質を燃焼させ又は燃焼を助長する恐れのある物質
(b)有機過酸化物
過酸化結合を有する有機化合物
UNECE参考文献中の「2.5.3.2.4」のリストにない有機過酸化物はタイプA~Gに分類される。
タイプA:急速に爆轟・爆燃する。輸送禁止物質
タイプB:爆発性を有する物質。ただし輸送パッケージの状態では急速な爆轟・爆燃が発生しないが熱爆発を起こすもの
タイプC:爆発性を有する物質。ただし輸送パッケージの状態では急速な爆轟・爆燃および熱爆発が発生しない
タイプD:実験室での試験において、爆轟・爆燃は部分的か全くしないかのいずれかであり、密閉状態での加熱試験で激しい反応は起こさないか中程度の反応を起こすもの
タイプE:実験室での試験において、爆轟・爆燃は発生せず、密閉状態での加熱試験で軽度の反応が起きるか全く反応しないもの
タイプF:実験室での試験において、気泡空隙を有する状態で爆轟・爆燃が発生せず、密閉状態での加熱試験で軽度の反応が起きるか全く反応しないもの
タイプG:実験室での試験において、気泡空隙を有する状態で爆轟・爆燃が発生せず、密閉状態での加熱試験で全く反応しない。このとき60℃以上で不安定であるもの、または鈍性化のためにタイプA以外の希釈剤が用いられているもの。
クラス6定義
(a)毒物
経口摂取もしくは吸入又は皮膚への接触により、死亡もしくは重大な障害を与え又はヒトの健康を害する恐れのある物質
(b)感染性物質
病原体を含むことが既知か又はそれが妥当なものと想定される物質。病原体は、ヒト又は動物の疾患の原因となる微生物(細菌、ウイルス、寄生虫、真菌を含む)及びプリオンのような他の因子と定義される。UN2814、UN2900、UN3291、UN3373、UN3549のいずれかに割り当てられる。
(c)輸送禁止物質
化学的に不安定な物質
経口摂取もしくは吸入又は皮膚への接触により、死亡もしくは重大な障害を与え又はヒトの健康を害する恐れのある物質
(b)感染性物質
病原体を含むことが既知か又はそれが妥当なものと想定される物質。病原体は、ヒト又は動物の疾患の原因となる微生物(細菌、ウイルス、寄生虫、真菌を含む)及びプリオンのような他の因子と定義される。UN2814、UN2900、UN3291、UN3373、UN3549のいずれかに割り当てられる。
(c)輸送禁止物質
化学的に不安定な物質
クラス7定義
(a)放射性物質
放射性核種を含むすべての物質であって、放射能濃度と輸送貨物内の全放射能の双方が指定した値を超えるもの
(b)汚染
ベータ及びガンマ放射体、並びに0.4Bq/cm2を超える低毒性アルファ放射体、前記低毒性アルファ放射体を除くすべてのアルファ放射体を指す。
放射性核種を含むすべての物質であって、放射能濃度と輸送貨物内の全放射能の双方が指定した値を超えるもの
(b)汚染
ベータ及びガンマ放射体、並びに0.4Bq/cm2を超える低毒性アルファ放射体、前記低毒性アルファ放射体を除くすべてのアルファ放射体を指す。
クラス8定義
(a)腐食性物質
化学作用により、皮膚に不可逆的な障害を起こし、漏洩した場合には他の貨物もしくは輸送手段を著しく損傷、時には破壊さえ起こす物質
(b)輸送禁止物質
化学的に不安定な物質
化学作用により、皮膚に不可逆的な障害を起こし、漏洩した場合には他の貨物もしくは輸送手段を著しく損傷、時には破壊さえ起こす物質
(b)輸送禁止物質
化学的に不安定な物質
クラス9定義
(a)輸送中に他のクラスに該当しない危険性を表す物質及び物品
(b)毒物及び感染性物質の定義に合致しない遺伝子改変微生物及び生物。UN3172に割り当てる。
(c)バーゼル条約が適用される廃棄物はクラス9として輸送することができる。
(b)毒物及び感染性物質の定義に合致しない遺伝子改変微生物及び生物。UN3172に割り当てる。
(c)バーゼル条約が適用される廃棄物はクラス9として輸送することができる。
結果表の正式輸送品名 (Proper Shipping Name) は英名を正としてください。
和名は翻訳が誤っている場合があります。
検索結果は100件を上限表示としています。
No. | 国連番号 | 正式輸送品名(英名)及び内容 | 正式輸送品名(和名)及び内容 | クラス・区分 | 副次危険性 | UN容器等級 | 特別規定 | 少量危険物量 | 適用除外危険物量 | 小型容器及びIBCs量 | ポータブルタンク・バルクコンテナ | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
包装要件 | 特別包装要件 | 要件 | 特別要件 |